豊昇龍は叔父の朝青龍と似ていると言われます。
相撲の解説を聞いていても、よく朝青龍の名前を出されていますよね。
本当に二人はそんなに似ているのでしょうか。
顔以外に身長・体重、性格、相撲、出世の速さを徹底比較しました。
豊昇龍と朝青龍は似てる?
顔
まずは豊昇龍と朝青龍の顔の比較です。
新十両の時の二人がこちら。二人とも20歳の時です。
新十両の朝青龍と豊昇龍#sumo pic.twitter.com/bvaf3h51ts
— ??????????? (@kurochanLog) November 13, 2019
豊昇龍は朝青龍の顔を少しほっそりさせたような感じですね。
土俵上での気合の入った表情を比べて見ると。
@Rei_chun31 @ayuuuuuumiii @charaing125
朝青龍気合入れろ pic.twitter.com/1sBYDQu1aZ
— おがさわら (@himadotKOM) May 18, 2014
えっ、豊昇龍って、、、朝青龍だろ? pic.twitter.com/Ytuy4HOR5w
— Hosshan百式 (@SGgreco) November 16, 2022
豊昇龍も朝青龍に負けていませんね(笑)。この負けん気の強そうな顔がなんともたまりません。
豊昇龍が年を重ねて体重が増えたら、朝青龍にさらに近づくのでしょうか。それも楽しみな気がします。
身長・体重
上の写真でわかるように、豊昇龍と朝青龍の新十両の時の身長と体重は似ています。
現在の豊昇龍の身長は188cmで体重が142kgです。
一方、現役時代の朝青龍はウィキペディアによると、身長が184cmで体重が154kgでした。
身長はほぼ同じですが、豊昇龍のほうが軽めですね。
朝青龍の身長と体重は横綱の時のでしょうから、豊昇龍ももし横綱になれば、もう少し体重が増えるかもしれません。
性格
豊昇龍と朝青龍は負けん気の強い性格です。土俵上でのにらみもそんな性格を表していますね。
朝青龍は4代朝潮に勧誘されて入門しましたが、勧誘の動機について4代朝潮は後年次のように語っていました。
「当時の俺は部屋を引っ張っていってくれるような元気な子が欲しかったんだ。
朝青龍は体は大きくなかったけど、負けん気むき出しで、まさにピッタリだった」
豊昇龍は対戦相手に負けた時、土俵を叩いて悔しがっていたことがあります。
力士でそんなことをする人はなかなか見ないので、怖いと感じた人もいるようですね。
勝負にかける強い執念も豊昇龍は朝青龍同様持っています。
2022年7月場所で豊昇龍が右足甲を痛めて、師匠の立浪親方から休場を勧められた時のこと。
豊昇龍は
「休場したら番付も落ちるし、応援してくれる人たちやモンゴルの家族に情けないところを見せたくなかった」
と言って出場を続けました。
その結果、1勝4敗から9勝6敗まで盛り返し、翌場所での関脇昇進を決めたのです。
豊昇龍は入門時に、朝青龍と比べて性格はどうかと聞かれた時「ちょっと似てるかもしれない」と答えていました。
どんなところが似ていると思っているのかはわかりませんが、本人も自覚があるんですね。
朝青龍は現役中にいろいろ問題を起こしたやんちゃな人でした。
しかし豊昇龍は取材対応も生真面目で、土俵を出たら普通の若者だそうです。
やんちゃな性格は似ていないようで何よりですε-(´∀`*)ホッ
相撲
次は豊昇龍と朝青龍の相撲の取り口の比較です。
朝青龍の得意技は突っ張り、左四つ、寄り、右上手投げ、右下手投げでした。
豊昇龍の得意技は突き、押し、食い下がり、右四つ、寄り、投げ、足技となっています。
二人とも離れても組んでも相撲が取れます。そんな器用なところや出足の鋭さが似ているようです。
豊昇龍は一本背負いや「かわず掛け」という珍しい決まり手も見せたことがあります。
何をするかわからないわくわく感を抱かせてくれる力士ですね。
でも私は朝青龍が現役の時はあまり相撲を見ていなかったので、豊昇龍の相撲と似ているのかよくわからないのです。
そこでSNSで調べてみると、二人の相撲は似ているという人が大勢いました。
豊昇龍、いよいよ朝青龍みたいな取り口になってきた
— 小森 (@KeiKomori) January 8, 2023
#豊昇龍
おじさんの朝青龍にそっくり。
顔つき、取り口そっくりだ。
いいね??— とし兵衛 (@pokotan5pokotan) July 23, 2023
一方似ていないという人もいました。
豊昇龍の体つきや取り口は朝青龍ではなく,鶴竜に似ていると思っているが気のせい?
— 青胴車 (@jetcaaaar) May 23, 2021
豊昇龍は強いのは間違いない。つい朝青龍に準えてしまいますが、取り口はあんまり似てない。
共通点はスケールの大きさとどこで何が起きるか勝負が決するまで分からないところ。そういうワクワク感を求めているので、大きく見ると似ているというのは分かります。#sumo
— 西尾克洋(相撲ライター/スポーツライター) (@NihilJapK) July 14, 2021
朝青龍のライバルだった元大関栃東(玉ノ井親方)によれば、豊昇龍と朝青龍は「取り口のタイプは似ていないと思う」と言っています。
実際に相撲を取っていた人が言うのなら、そうなのかなと。
出世の速さ
最後に豊昇龍と朝青龍の出世の速さを比べてみましょう。
1980年9月27日生まれの朝青龍が相撲を始めたのは15歳の時です。
明徳義塾高校に相撲留学した後、18歳で初土俵を踏みました。
20歳で十両に昇進すると、十両は2場所で通過し、20歳で新入幕を果たしました。
幕内3場所目で小結に昇進し、それから4場所後、21歳で関脇に昇進。
関脇を4場所務めた後、22歳で大関に昇進。
大関は3場所務め、22歳で横綱に昇進しました。幕内優勝は25回でした。
一方、1999年5月22日生まれの豊昇龍が相撲を始めたのは、日本体育大学柏高校在学中の17歳の時です。
18歳で初土俵を踏み、20歳で十両に昇進。
十両は4場所で通過し、21歳で新入幕を果たしました。
幕内10場所目で小結に昇進。それから3場所後、23歳で関脇に昇進しました。
関脇は6場所務め、24歳で大関に昇進。
朝青龍も豊昇龍も18歳で初土俵を踏みましたが、朝青龍は入幕してからあっという間に番付を上げて、22歳という若さで横綱になったのです。
豊昇龍は入幕してから三役に上がるまで少し時間がかかりました。
出世の速さでは朝青龍のほうが勝っていますね。
朝青龍は入門前から豊昇龍にすごく期待していて、「あの子は相当行くよ」と言っていました。
豊昇龍も目標は横綱ときっぱり言っています。
そして朝青龍のビデオを見ては
「どうしたらあんなふうになれるのかなと思う。あの強さ、あのスピード、あのパワー。真似はできません」
と尊敬しつつも、いつかは越えたいと思っているようです。
「豊昇龍は朝青龍と似てる?」のまとめ
豊昇龍は朝青龍と顔だけでなく、身長・体重、性格が似ているとわかりました。
ただ出世の速さでは豊昇龍は朝青龍に遅れています。
朝青龍のファンだった人は豊昇龍に朝青龍を重ね合わせて、応援しているのでしょうね。
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