
若隆景は若元春、若隆元とともに大波3兄弟として有名ですね。
若隆景は玄人好みの相撲を取ると言われますが、祖父と父も元力士でした。
祖父と父はどのような力士だったのでしょう。
実家のちゃんこ店や母についてもご紹介します。
若隆景の祖父
若隆景の祖父は元小結の若葉山です。
この投稿をInstagramで見る
本名は岩平貞雄さんで、1922年11月9日中国北京市で生まれました。出生地は中国ですが、出身地は埼玉県です。
両親とは幼少期に生き別れ、両親を探すために日本に来ました。
双葉山相撲道場(後の時津風部屋)に入門し、1942年1月場所で初土俵を踏みます。
1947年5月場所で新入幕。
1951年9月場所で小結に昇進。
1961年1月場所で引退しました。
最高位は西小結で、生涯戦歴は413勝466敗1分6休でした。
殊勲賞を1回、金星を4個獲得しています。
若葉山は173cm、94kgの小兵で、多彩な技で相手を倒す取り口で、足取りの名人と呼ばれた人気力士でした。
動画がこちら。
初日を前に映像紹介。s33.3若葉山ー高錦。名高い若葉山の足取り。高錦は短足で知られ、支度部屋で「高錦の足だけは取れないだろう」と言われていたのを若葉山は絶対取って見せると宣言していたそうで、これを実現した。若葉山はご存知若隆元、若元春、若隆景三兄弟の祖父。 pic.twitter.com/gAkaV7oL26
— 大達羽左ェ門【「大相撲文化」編集発行】 (@OdateUzaemon) January 13, 2018
若葉山は引退後は部屋付き親方として、1987年11月の定年まで後進の指導に当たりました。
その後、1989年から1997年まで名古屋市で「ちゃんこ若葉山」を経営していました。
店の閉店後に娘夫婦が住む福島市に転居し、2001年1月に脳梗塞のため78歳で亡くなりました。
祖父が亡くなった時若隆景はまだ6歳で、祖父の車椅子姿しか覚えていないそうです。
でも若隆景ら3人の兄弟を祖父はとてもかわいがっていたようですよ。
若隆景の父
若隆景の父は元幕下の若信夫(わかしのぶ)です。
本名は大波政志さんで、1967年4月1日福島県福島市に生まれました。
立田川部屋に入門し、初土俵は1982年、引退が1988年です。
最高位は幕下51枚目で、生涯戦歴は127勝127敗12休でした。
政志さんは21歳ですでに大相撲を去っているんですね。
大怪我でもしたため長く続かなかったのでしょうか。
引退後は「ちゃんこ若葉山」で板前として働き、若葉山の娘の文子さんと結婚。
若葉山は若隆景の母方の父ということになるのですね。
政志さんと文子さんは後に福島市に転居しました。
政志さんが福島市で会社員をしていたところ、若葉山が名古屋の店を閉めて、福島市に転居してきました。
1998年に政志さんが名古屋の店の看板を引き継ぎ、福島市で「ちゃんこ若葉山」開店しました。
この投稿をInstagramで見る
政志さんの現役時代の画像はありませんでしたが、若隆景が幕内初優勝した時の姿がこちらに写っています。真ん中の人です。
若隆景の父で元幕下・若信夫の大波政志さん手記「果敢に攻め込む姿は少年の頃と重なった」 https://t.co/kX5UrQKooY #スポーツ #sports #ニュース pic.twitter.com/OJkLh0o7oo
— スポーツ報知 (@SportsHochi) March 27, 2022
目元が若隆景と似ている気がしますね。
若隆景の母
若隆景の母は文子さんで、政志さんと一緒に「ちゃんこ若葉山」を営んでいます。
文子さんは政志さんと同い年か、一つほど上です。
「ちゃんこ若葉山」は塩ソップが名物で、どの料理もおいしいらしいですね。
政志さんも文子さんも明るい人のようです。
家族そろった写真がこちら。
大波家全員集合です! pic.twitter.com/mwFlZp24Zd
— 若隆元 (@nani64231418) September 20, 2015
兄弟は父親似なのでしょうか。
【ちゃんこ若葉山の基本情報】
住所:福島県福島市方木田字稲荷塚36-2
アクセス:福島駅[西口]から徒歩約21分
若隆景の祖父、父、実家、母まとめ
若隆景の祖父は元小結の若葉山、父は元幕下の若信夫でした。
父は祖父のちゃんこ店を引き継ぎ、福島市で母とともに営業しています。
若隆景ら大波3兄弟は祖父と父の血を受け継いだようですね。
若隆景はすでに祖父の番付けを超えましたが、これからの活躍も楽しみです。
▼こちらの記事もどうぞ▼