鳴戸部屋の欧勝馬関は恵まれた体格で、将来が期待できる力士ですね。
そんな欧勝馬関の出身中学や高校、大学の成績はどのようなものなのでしょう。
欧勝馬関の学歴をまとめました。
欧勝馬の学歴
欧勝馬の出身小学校と出身中学校
結論から言うと、欧勝馬関は大学を卒業しているので、最終的な学歴は大学卒になります。
欧勝馬関は1997年4月9日、モンゴル国トゥブ県で生まれました。
トゥブ県とは耳慣れないですが、首都のウランバートルを取り囲んでいる県です。
欧勝馬関は遊牧民の家に生まれました。
欧勝馬関の出身小学校と出身中学校はモンゴルなのでしょうが、どこなのかはわかりませんでした。
小・中学校は公表はしていないようです。
欧勝馬関は14歳の時にブフというモンゴル相撲を始めました。
ブフは土俵がなく、ひじ・頭・背中・尻のいずれかの部分を地面につけたら負けというルールだそうです。
モンゴル相撲は朝青龍の兄たち、つまり豊昇龍関の叔父たちも取り組んでいた競技です。
欧勝馬の出身高校
欧勝馬関が入学した高校も不明です。高校もモンゴルでしょうか。
欧勝馬関は16歳の時に、朝青龍の父の誘いもあり、レスリングを始めました。
そして朝青龍の紹介で、高校2年の4月にレスリング留学のため来日し、日本体育大学柏高校に入りました。
偏差値は42~55です。
幕下優勝おめでとう??
鳴戸部屋の欧勝馬??
来場所関取に
朝様いらんた子達皆んな強くなっている。永井監督の指導素晴らしい???? pic.twitter.com/PY41zPigaz— Asashoryu第68代横綱朝青龍???????? (@Asashoryu) May 20, 2022
欧勝馬関はモンゴルでレスリングが強かったのかもしれません。
それで朝青龍の目に留まり、レスリング留学を勧められたのでしょうか。
豊昇龍関も同じ飛行機で来日し、同じ高校に入りましたが、相撲をやるのが目的ではありませんでした。
同高校からレスリング選手としてスカウトを受けたからです。
しかし豊昇龍関は高校1年でレスリング部を退部し、相撲部に入りました。
豊昇龍関は1999年5月生まれなので、欧勝馬関のほうが2歳上ですが、高校では同級生になりました。
欧勝馬関も相撲をやりたい気持ちがあったそうで、入幕後に次のように話しています。
行きたいという気持ちはあったんですけれど、レスリングで誘われて日本に来たのに、誰も残らないのは良くないと思いました。
日本に来られたのはレスリングの監督のおかげなので、いい成績を残したいと思いました。
引用:NHK
欧勝馬関はモンゴルで幼い頃からテレビで相撲を見ていて、力士になることを夢見ていたそうです。
欧勝馬関はレスリング部に所属し、最重量級で活躍しました。
欧勝馬関の高校でのレスリングの成績は以下のようになります。
・高校2年生
高校選抜個人120kg級優勝
・高校3年生
高校総体120kg優勝
欧勝馬の出身大学
欧勝馬関は高校を卒業後、日本体育大学スポーツ文化学部武道教育学科に進学しました。偏差値は40となっています。
欧勝馬関は大学で初めて相撲を始めました。大学の2年後輩には大の里関がいます。
大の里関とは同じチームでやっていたため、大の里関の存在も大きいそうです。
欧勝馬関の大学での相撲の成績は以下の通りです。
・大学1年生
全国学生選手権で3位
大学入学後わずか半年で3位となったので、注目を集めたようです。
・大学2年生
全国大学選抜十和田大会優勝
全国学生体重別大会無差別級優勝
全国学生選手権ベスト8入り
・大学3年生
全国大学選抜宇佐大会優勝
全日本大学選抜金沢大会優勝
全国学生選手権3位
アマチュア相撲の第59回 #全国大学選抜宇佐大会。団体戦(5人制)は日体大が6年ぶり4回目の優勝。個人戦決勝はモンゴル出身で日体大3年のプレブスレン・デルゲルバヤルが初優勝しました。写真特集でhttps://t.co/bFvXS1bXsr#宇佐相撲 #usa #大分県 #宇佐市 #相撲 pic.twitter.com/RSuXIJgfwJ
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) May 3, 2019
欧勝馬関の右に大の里関がいますね。左は朝紅龍関でしょうか。
・大学4年生
全国学生選手権優勝
欧勝馬関は全国学生選手権で優勝して学生横綱となり、幕下15枚目格付出の資格を獲得しました。
欧勝馬関は中学ではモンゴル相撲の経験はありましたが、日本の相撲は大学から始めているので、大学4年間でメキメキと力を付けたのですね。
素質もあったのでしょうか。
欧勝馬の入門後
欧勝馬関は大卒の学歴で、幕下15枚目格付出の資格を獲得し、鳴戸部屋に入門しました。
欧勝馬関の持ち味はレスリング仕込みの低い体勢と言われます。
190センチの上背だが、上体を起こさず、頭をつけて圧力をかけながら絶妙なタイミングではたき込む。
引用:日刊ゲンダイ
高校時代のレスリングの経験が生きているんですね。
欧勝馬関は初土俵で勝った4番の決まり手は全てはたき込みでした。
欧勝馬関は2022年7月場所で十両に上がってから、2024年5月場所で新入幕を果たすのに、2年近くかかりました。
元大関・琴欧洲の鳴戸親方が部屋を創設してから初の幕内力士となったのです。
欧勝馬関はモンゴル出身なのに四股名に「欧」の字が付くのは、琴欧洲の「欧」を取ったからです。
鳴戸部屋の力士には他にも欧勝海関のように「欧」の字が付くことが多いです。
2024年春場所では尊富士関が110年ぶりに新入幕優勝を果たしましたが、欧勝馬関とは大学時代にしのぎを削ったライバル同士です。
欧勝馬関はその尊富士から大いに刺激を受けたようですね。
プロフィール
四股名:欧勝馬出気(おうしょうまでぎ)
本名:プレブスレン・デルゲルバヤル
生年月日:1997年4月9日
出身:モンゴル・トゥブ県
身長:190cm
体重:164kg
血液型:O型
所属部屋:鳴戸部屋
得意技:押し、いなし
欧勝馬の学歴(出身中学・高校・大学)まとめ
欧勝馬関の学歴をまとめました。
欧勝馬関の出身小学校と中学校は不明です。
欧勝馬関は高校2年生の時にレスリング留学で日本体育大学柏高校に入りました。
その後、日本体育大学に進学しました。
そして大学で初めて相撲を始めました。
欧勝馬関は大学4年生の時に学生横綱となり、幕下15枚目格付出の資格を得て、鳴戸部屋に入門しました。
今は大学卒の学歴で入門する力士は多いですが、欧勝馬関もその一人になりましたね。
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