
玉鷲関が来日して大相撲力士になった背景には姉の存在がありました。
姉がいなければ、玉鷲関も誕生していなかったかもしれないのです。
玉鷲関の母国の家族である姉と両親、玉鷲関の趣味や性格についてもまとめました。
玉鷲の姉
玉鷲関には1歳上の姉が一人いて、名前はムンフズルさんです。
姉は日本で日本語を学び、2001年に東京大学に入学し、2007年に東大大学院を修了しています。
日本人でさえ東大に入学するのは大変なのに、日本語を勉強したうえで東大だなんてすごすぎますね。
玉鷲関自身はモンゴル食料技術大学で料理や経営などを学んでいました。
ホテルマンになるつもりだったそうですが、姉のもとへ遊びに来た時に偶然見かけた力士の後を追い、相撲部屋を見学したことが入門のきっかけになりました。
その部屋には当時幕下だった横綱鶴竜がいて、片男波部屋を紹介してもらったのです。
お姉さんが日本に来ていなかったら、今の玉鷲関はなかったのかもしれませんね。
義理の弟
玉鷲が結婚した嫁の記事でも触れましたが、玉鷲関は同じ片男波部屋の玉正鳳の姉と結婚しているので、玉正鳳は玉鷲関の義理の弟になります。
玉鷲(と書いた力士座布団)をギュッと抱きしめる 玉正鳳
〔夏場所六日目〕 #sumo pic.twitter.com/g1bqY75Ige
— くるくるおばけ@ブログ「大相撲取組内容」 (@kuru2obake) May 13, 2022
二人は仲がいいみたいですね。
玉正鳳が最初に所属していた春日山部屋が2016年に消滅した時、兄弟子の水口からこれを機に引退しようと持ちかけられました。
しかし玉正鳳は「今引退したらモンゴルに帰ることになるので、日本で暮らしている玉鷲関にも姉さんにも会えなくなっちゃいます」と断ったそうです。
玉正鳳は玉鷲関にかわいがってもらっているのでしょうね。
両親
玉鷲関の父親はバドジャルガルさんで、モンゴルの芸術中学で教えていました。
母親はツェンドスレンさんで、大学講師をしていました。
両親そろって教師で、姉は日本の大学に留学とは優秀な家族なんですね。
玉鷲関はモンゴル食料技術大学を中退し、19歳の時に初土俵を踏んでいます。
趣味が手芸
玉鷲関は「鉄人」というあだ名からは想像できませんが、手芸やお菓子作りが趣味です。
大きな体で女の子が得意そうな趣味を持っているなんて意外ですよね。
その趣味は母親が作るのを見て覚えたそうです。手先が器用なんですね。
玉鷲関のお姉さんによると
「ケーキ作りは職人級で、生クリームのホールケーキやチョコレートは売り物になるほど」
師匠の片男波親方によると
「ケーキは店で売っているのと変わらなくおいしい」
そんなにおいしいなら食べてみたくなりますよ。玉鷲関は甘いものは作るのも食べるのも大好きだそうです。
しかしお酒は強くウオッカ党なので、甘党であり辛党でもあるみたいですね。
日本人は甘いものが好きな人ほどお酒に弱いという傾向があるそうですが、玉鷲関には当てはまらないようです。
そして玉鷲関は手芸でクッションを作ったり、子供の服も作っています。
インスタにも載っていました。
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好きなお菓子を作ったり、手芸することが相撲の息抜きになっているようですね。
さらに意外なことにハートも大好きだそう。よく見ると上の刺繍もハート形です。本当に女子力が高い力士ですね。
<誕生日ツイート>本日、玉鷲32歳の誕生日。誕生日に欲しいものは「ハートマーク?入りのグッズ」。#sumo pic.twitter.com/cjuOaCdkqT
— 日本相撲協会公式 (@sumokyokai) November 16, 2016
性格は見た目通り?
玉鷲関はインタビューなどで見せる笑顔から想像できるように優しい性格で、母親によると毎年3月8日の「国際女性デー」に花を贈ってくれるそうです。
孝行息子なんですね。日本人男性なら自分の母親に毎年花を贈る人はそうそういないんじゃないでしょうか。
玉鷲関の父親も「頑張り屋で優しい息子」と言っています。
ケガをした対戦相手を思いやって涙を流したこともあったそうですよ。相手の痛みがわかる人なんですね。
そんな人柄のため、同郷の力士に慕われているようです。
またファンサービスの良さにも定評があるみたいですね。
2018.10.27 大相撲安芸場所 出待ち 玉鷲関
出発ギリギリまでファンサしてくれる優しい玉鷲関??#玉鷲 #相撲 #sumo #秋巡業 #安芸場所 pic.twitter.com/xk3NXZZbe1
— ??りーろい?? (@leeroi_green) October 27, 2018
一方、片男波親方によると「納得したことじゃないとやらない」頑固さもあるようです。
玉鷲関は他人の言うことに左右されないしっかりさを持っているんですね。
帰化して日本人に!
玉鷲関は引退後に日本相撲協会に残って親方になるために、日本国籍を取得するそうです。いわゆる帰化というものですね。
モンゴル出身では朝赤龍、白鵬、鶴竜、照ノ富士などが日本国籍を取得しています。
玉鷲関は指導者となって恩返しをしたいという気持ちがあるようです。玉鷲関なら押し相撲の強い力士を育てていくんじゃないかと期待できますね。
プロフィール
四股名:玉鷲一朗
本名:バトジャルガル・ムンホルギル
愛称:オギ、鉄人
生年月日:1984年11月16日
出身:モンゴル・ウランバートル市
身長:189cm
体重:174kg
所属部屋:片男波部屋
得意技:押し
血液型:AB型
玉鷲の姉、両親、趣味、性格まとめ
玉鷲関は姉のいる日本に遊びに来たのがきっかけで大相撲入りすることになりました。
姉は東大大学院を修了している才女で、両親はモンゴルで教師をしていました。
玉鷲関は手芸やお菓子作りという意外な趣味を持っています。
インタビューで見せる笑顔そのままの、優しい性格のようですね。
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