尊富士の化粧まわしが真っ黒!その意味は?

2024年9月場所で尊富士関が身に着けていた黒の化粧まわしが話題になりました。

パッと見たところ黒一色なので、かえって目立ったようですね。

なぜ黒一色なのでしょう。

尊富士関の黒の化粧まわしについて調べました。

尊富士の黒の化粧まわし

尊富士関が2024年9月場所で初めてお披露目したのが次のような黒の化粧まわしでした。

この黒一色の化粧まわしに、観客からざわめきが起きたようです(残念ながら私は見ていませんでした)。

化粧まわしで観客をざわめかせたのは、正代関と元豊山が身に着けたペコちゃん、ポコちゃん以来ではないでしょうか(笑)。

ペコちゃん、ポコちゃんのように有名なデザインなら、観客にもわかりやすいですよね。

しかし尊富士関の黒の化粧まわしにはデザインがないのかと、観客も目を凝らしたことでしょう。

よく見ると化粧まわしには「尊富士」の四股名と鳥が描かれています。

そして下には「エースコーポレーション」の文字が見えます。

記事によれば

東京の不動産業「エースコーポレーション」の沼田真清社長と、東京・板橋にある城山熊野神社宮司の石川明彦氏から贈られたもので、くまモンのデザイナーで知られる水野学氏がデザインした。

引用:zakzak

そして尊富士関は黒が好きということで、黒一色のデザインにしたそうです。

他の化粧まわしよりも確実に注目を浴びるので、その狙いもあったのかもしれませんね。

描かれている鳥は城山熊野神社の八咫烏(やたがらす)で、同神社のシンボルだということです。

八咫烏は日本神話に登場するカラスで、導きの神だそうです。

城山熊野神社のオフィシャルサイトには次のように書かれています。

城山熊野神社の八咫烏は、後になってどんどんよくなっていくことを表現する、右上がりの、尻上がり。

足は好機をつかむために大きく開いています。「復活」「再起」「再出発」を願った姿です。

引用:城山熊野神社 

尊富士関は2024年3月場所で、新入幕で劇的な幕内初優勝を果たしました。

しかしその場所の14日目のケガで、翌5月場所は全休。

十両に落ちた7月場所で再びケガをして、休場しました。

そして続く9月場所で尊富士関は初日から出場したのです。

幕内から十両へ落ちた尊富士関にとって、「復活」「再起」「再出発」という言葉はピッタリなのではないでしょうか。

尊富士関は学生時代からケガが多かったので、後になってどんどんよくなっていくという八咫烏は心強い味方になりそうです。

尊富士の兄弟子も黒の化粧まわし

尊富士関と同じ伊勢ケ浜部屋の照ノ富士関や引退した照強も黒の化粧まわしを身に着けていたことがあります。

それがこちら。

実際、これらは黒ではなく濃紺のようですが、パッと見ると黒一色に見えますね。

よく見ると四股名が斜めに入っているのがわかります。

この化粧まわしはどこから贈られたのかはわかりませんでしたが、やはり初めて見た観客は驚いたようです。

尊富士の黒の化粧まわしのまとめ

尊富士関の黒の化粧まわしには城山熊野神社の八咫烏がデザインされています。

その姿には「復活」「再起」「再出発」を願う意味が込められていました。

幕内初優勝後に十両に落ちた尊富士関にはその意味が強く感じられそうです。

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