
雷部屋の親方は現役時代、垣添の四股名で活躍していました。
そして雷部屋の女将さんは相撲部出身という異色の経歴の持ち主です。
雷部屋の親方と女将さんはどんな人なのでしょう。
娘と息子についてもご紹介します。
目次
雷部屋の親方(垣添)の経歴
四股名:垣添徹(かきぞえとおる)
本名:垣添徹
最高位:東小結
生年月日:1978年8月12日
出身:大分県宇佐市
血液型:A型
現在雷部屋の親方となっているのが元小結の垣添です。
雷親方は宇佐市立北部中学校で中学生横綱となりました。
中学では相撲部に所属しながら陸上競技の地区大会にも出場し、200メートルで優勝する実績を挙げました。
その後大分県立宇佐産業科学高等学校へ進学しました。
そして教員養成系の日本体育大学体育学部武道学科へ進学し、大学4年生の時に学生横綱となりました。
2001年9月場所で初土俵を踏み、2003年9月場所で新入幕を果たしました。
2004年3月場所で新小結に昇進しましたが、三役在位は1場所のみで、2012年3月場所で引退しました。
雷部屋のホームページには「雷親方はどんな方ですか」という質問に次のようにあります。
「部屋の力士、裏方を家族だと思って接する姿勢を凄く感じます」
「皆んなに寄り添って話を聞いてくれて弟子思いの親方です。稽古の時は厳しく稽古が終わったら仏様のような人です」
「仏様のような人」と言われるほど、雷親方は稽古以外では優しい人のようですね。
雷部屋の女将(おかみ)さんの経歴
雷親方は2007年2月、28歳の時に愛知県名古屋市在住で家事手伝いの浅井栄美さん(25歳)と結婚しました。
妻の栄美さんが現在の雷部屋の女将さんになります。
引用:中日新聞
雷部屋のおかみさんは名古屋の椙山(すぎやま)女学園中学校と椙山女学園高校を卒業した後、日本大学文理学部中国語中国文化学科に入学しました。
そして大学の相撲部に女性部員として初めて入部したのです。
高校と大学では世界選手権大会・アジア選手権大会の重量級代表選手として活躍し、全日本女子相撲選手権大会の重量級で3度優勝を果たしました。
また2002年には世界女子相撲選手権大会で日本団体初優勝もしています。
おかみさんは大学卒業時に日本大学総長賞を受賞し、大学卒業を機にアマチュア界の現役を引退しました。
そして管理栄養士国家資格を取得し、多くの人に食の温かさを伝えたいと思い、料理研究家として名古屋を中心に活動していました。
またおかみさんは雑誌の連載や料理教室の講師、テレビ出演、企業のレシピ開発などの活動もしていた人です。
雷部屋の女将(おかみ)さんと親方の出会い
雷部屋のおかみさんと雷親方の出会いは、1999年のアマ相撲世界選手権ドイツ大会でした。
当時おかみさんは日本大学、雷親方は日本体育大学在学中で、相撲への情熱から意気投合し、交際を続けていたのです。
雷親方は初場所千秋楽の取り組みが終わった後に、おかみさんに「一緒になってほしい」とプロポーズし、結婚へ至りました。
雷部屋のおかみさんは部屋の力士に慕われているらしく、雷部屋のホームページには「おかみさんはどんな方ですか」という質問に次のようにあります。
「超美人で姉御肌!いつも笑顔で癒されます」
「料理が美味しく、優しく力士を気にかけてくれる、素敵な女将さんです(笑)」
男だらけの雷部屋ではおかみさんの存在は大きいのでしょうね。
雷部屋には獅司関がいますが、おかみさんを「ママ」と呼んで慕っています。
その理由は次のようなものでした。
『おかみさんはみんなのお母さん。ぼくのママになってほしい』ぐらいのことを言われて」。ただ、獅司から話を聞くとそれもうなずけた。
「学校でいろんなスポーツをしていて、それから2、3時間かけて歩いて帰る。お母さんはそれから仕事に行っちゃうので、いつもお母さんはいなかった。お母さんを求めたいのに、いなかったから。その愛情がこうなって」
引用:中日スポーツ
外国からやってきた獅司関にとって、雷部屋のおかみさんは母代わりなのでしょうね。
雷部屋の復活
雷親方は現役引退後、部屋付き親方として藤島部屋、そして武蔵川部屋に所属していましたが、2020年9月には入間川部屋に転籍しました。
そして2023年2月に入間川親方が定年を迎えるため、部屋付きだった雷親方が入間川部屋の部屋を引き継ぎ、部屋の名前を雷部屋に改めました。
「雷部屋」は62年ぶりの復活となったのです。
「相撲を通じて得たことを、次の世代に伝えていきたい」と雷親方は意気込んでいましたが、おかみさんは雷部屋を継ぐことを反対していたそうです。
「自分たちも2人の子供を育てている中、他の家庭のお子さんを預かることになる」と不安だったというのです。
しかし最終的に雷部屋を継ぐことにしたのは「夫が走り出したら止まらないの、分かっていたんで」と、おかみさんは話しました。
不安を抱えながら雷部屋を継いだけれど、おかみさんは弟子たちから慕われるほど一生懸命女将業をこなしているみたいですね。
雷部屋の親方(垣添)と女将(おかみ)さんの子供
雷親方とおかみさんには息子さんと娘さんの二人の子供がいます。
長男の名前は玄空(はるく)さんで、2004年か2005年生まれです。
引用:スポニチ
「はるく」はアメリカの漫画のヒーロー名から取ったのでしょうか。
息子さんは2023年春から埼玉栄高相撲部に入部しました。
中学までは相撲の経験がありませんでしたが、息子さんのほうから相撲をやりたいと言い出したそうです。
雷親方は2012年に引退しているので、現役時代の父の姿を息子さんはテレビで見ていたのでしょう。
だから相撲は小さい時から馴染みが深く、興味を持ったのかもしれません。
おかみの栄美さんは結婚当時「子供に相撲をさせるつもりはありません」ときっぱり言っていました。
自分も相撲の経験があるだけに、厳しいということがわかっていたからでしょうか。
でも息子さんから相撲をやりたいと言ったので、本人の希望を尊重したようですね。
息子さんは2024年に、インターハイの個人戦100キロ級に出場しました。
高校3年生となった2025年のインターハイでは、団体戦のレギュラーとして出場。
引用:スポニチ
息子さんは将来、雷部屋に入門する予定だそうです。
雷親方の長女の名前は星空(せいら)さんで、2009年か2010年生まれです。はるくさんと同様、洋風の名前ですね。
娘さんも相撲に取り組んでいます。下の写真の真ん中の女性が娘さんです。
引用:雷部屋インスタ
雷部屋の獅司関は息子さんを「ブラザー」と呼び、娘さんとも兄妹のように仲がいいそうです。
雷部屋の見学
雷部屋はホームページを見ても見学について書かれていないので、見学が可能かどうかはっきりしません、
ただ「後援会について」の所を見ると「稽古見学優先」となっているので、空いていれば稽古の見学は誰でもできそうです。
また、毎年6月に雷部屋秩父合宿があり、公開稽古が行われます。
こちらは人数制限などはないようですね。
雷部屋の女将(おかみ)さんと親方、娘、息子のまとめ
雷部屋の師匠である元垣添の雷親方は、元女子相撲王者の浅井栄美さんと結婚しました。
二人は相撲が縁となって知り合い、交際を続けていたのです。
雷親方の妻となった浅井栄美さんが雷部屋の女将さんになりました。
そして雷親方と女将さんの間には男の子と女の子が生まれました。
息子さんは埼玉栄高校で相撲を始め、将来は父が師匠を務める雷部屋に入門する予定です。
娘さんも相撲をしています。
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