安治川部屋の安青錦関は日本語が上手ですね。
安青錦関はどのように日本語を学んだのでしょう。
安青錦関の学歴と高校や関大での相撲の成績をまとめました。
安青錦の学歴
安青錦の出身高校
安青錦関は2004年3月23日、ウクライナ・ヴィーンヌィツャ州で生まれました。
6歳の時には柔道を習っていましたが、相撲の練習を見た安青錦関はルールがシンプルで勝負も早く面白いと思い、柔道をやめて、7歳から地元の相撲クラブで相撲を始めました。
その後、安青錦関は8歳から17歳の時に相撲と並行してレスリングも経験し、17歳の時にはウクライナの国内大会で110kg級で優勝しました。
相撲では17歳の時にヨーロッパ相撲選手権100kg未満級で優勝という成績を挙げました。
安青錦関はレスリングでも相撲でもいい成績を収めていたんですね。
ウクライナの義務教育は15歳までで、15歳から17歳までが後期中等教育というものです。
月刊『相撲』では安青錦関は「第32学校を卒業」となっていますが、第32学校は日本でいうウクライナの高校に当たるのでしょう。
調べても第32学校の詳細はわかりませんでした。
安青錦関は12歳くらいの時に、YouTubeで初めて日本の大相撲の映像を見て「いつか自分も力士になりたい。日本に行きたい」と思うようになったそうです。
安青錦は関西大学出身?
「安青錦」と検索すると「安青錦 関西大学」と出てくるので、安青錦関は関大出身なのかと思いますよね。
安青錦関はウクライナの国立大学に進学するはずでした。
しかし2022年2月にロシアのウクライナ侵攻が始まったため、戦火を逃れて相撲を続けられる環境を求めました。
その時安青錦関の頭に浮かんだのが、関大相撲部の山中新大(あらた)さんです。
2019年の世界ジュニア相撲選手権大会で3位になった安青錦関(当時15歳)の取組を見た山中さんが、「相撲の取り方が格好いい」と安青錦関に話しかけたのがきっかけで、SNSでメッセージをやりとりする仲になっていました。
その時、安青錦関は日本語がまだ全然話せず、英語で山中さんと会話していたそうです。
「将来日本で力士になりたい」と思っていた安青錦関が山中さんに連絡したところ、山中さんの家族が自宅に迎えてくれることになりました。
そうして安青錦関は山中さんの自宅に下宿しながら、関大や報徳学園で相撲部の練習生として相撲部員とともに稽古に励んだのです。
安青錦関と山中さんの写真がこちら。
引用:西日本新聞
その後、報徳学園の相撲部監督が安青錦関を安治川親方(元関脇・安美錦)に紹介し、安青錦関は2022年12月に安治川部屋の研修生となりました。
そして2023年7月場所前に安治川部屋に正式に入門し、2023年9月場所で初土俵を踏みました。
「安青錦新大」という四股名の「新大」は山中新大さんから付けたものです。
山中さんは日本でお世話になった恩人なので、安青錦関は四股名に使いたかったようですね。
安青錦関は関大に留学していたわけではありませんが、十両昇進の時には関大相撲部から化粧まわしを贈られました。
引用:産経新聞
安青錦関にとっては関大は母校と言えるのでしょうね。
山中さんは今、関大相撲部のコーチを務めています。
安青錦の日本語
今では安青錦関は流暢な日本語を話しますが、来日してから日本語学校に通って日本語を勉強したそうです。
しかし日本語は相撲部屋に入ってから一番覚えたそう。
安青錦関は次のように話しています。
部屋の力士は日本語しか分からない。こっちもしゃべりたいんで、だったら、覚えるしかないなと。
わからない言葉があれば、すぐどういう意味か聞いて。
それをメモして、その日にその言葉を3、4回ぐらいは使うという感じで、それが一番覚えやすい。
引用:NHK
最初は安青錦関も日本語に苦労したようですね。
安青錦の学歴、高校や関大での相撲の成績まとめ
安青錦関は15歳の時に世界ジュニア相撲選手権大会3位、17歳の時にヨーロッパ相撲選手権100kg未満級優勝の成績を残しました。
安青錦関はウクライナの学校を卒業した後、日本で知り合った関大の山中新大さんを頼って来日しました。
そして山中さんと一緒に暮らしながら関大などで相撲の稽古に励み、安治川部屋に入門しました。
▼関連記事▼