琴ノ若に兄弟はいる?母はどんな人?父と祖父も元力士の相撲一家

佐渡ヶ嶽部屋の琴ノ若関は父が初代琴ノ若、祖父が元横綱琴櫻という相撲一家で育ちました。

大関に昇進した琴ノ若関ですが、兄弟はいるのでしょうか。

おかみさんに当たる母はどんな人なのでしょう。

琴ノ若の兄弟

琴ノ若関は一人息子で兄弟はいません。

しかし琴ノ若関は琴勝峰関と顔が似ているので、二人は兄弟と思っている人もいるようですね。

実際私も二人の見分けがつかなくて、兄弟かと思っていた時がありました。

比べてみると。

顔の輪郭も似ているし、目を隠したらどっちがどっちかわからないくらい(笑)。

琴ノ若関の本名は鎌谷将且(かまたにまさかつ)さんで、琴勝峰関の本名は手計富士紀(てばかりとしき)さんです。

姓が違うから二人は兄弟ではないとわかりますね。

琴ノ若関と琴勝峰関は埼玉栄高校出身で、琴ノ若関のほうが2学年上になります。

高校の先輩後輩という以外にも、二人は幼少時代に柏市の相撲少年団に所属していたという共通点がありました。

少年団で先輩である琴ノ若関が、琴勝峰関に礼儀を教えることもあったようです。

そして四股名に「琴」がついていることからわかるように、同じ佐渡ヶ嶽部屋に所属しています。

子供の時から知っている仲なので、お互いに刺激を受けながら切磋琢磨しているのでしょうね。

琴勝峰関のほうには4歳下の弟がいて、それが佐渡ヶ嶽部屋の琴手計(ことてばかり)です。

こうして見たら琴勝峰関は琴ノ若関にも実の弟にも似ている気がします。

 

琴ノ若関は一人っ子なので、子供の時は両親や祖父母からすごくかわいがられていたのではないかと思います。

もし兄や弟と言った男の兄弟がいたら、兄弟関取なんてこともあったのではないでしょうか。

琴ノ若の母はおかみ

琴ノ若関の母の名前は鎌谷(かまたに)真千子さんで、横綱琴櫻の娘として1971年6月に生まれました。

アメリカへの留学を経て結婚し、現在は佐渡ヶ嶽部屋のおかみになっています。

琴ノ若関が佐渡ケ嶽部屋に入門した時には、「もう家族の部屋には絶対入れません」と、一人の弟子として扱うことにしたそうです。

入門と言っても琴ノ若関の実家が佐渡ヶ嶽部屋になるため、住んでいる家は変わっていません。

他の力士と同じように琴ノ若関は大部屋で共同生活を始めたのでしょう。関取になってからは個室を与えられていると思います。

琴ノ若の父は師匠

琴ノ若関の父は元関脇で、四股名が琴ノ若晴將(ことのわかてるまさ)でした。

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琴ノ若傑太(鎌谷将且)(@kotokamatani)がシェアした投稿

つまり現在の琴ノ若関は2代目になるんですね。

父の本名は鎌谷満也(みつや)さんで、1968年5月15日、山形県尾花沢市に生まれました。

父は佐渡ヶ嶽部屋の師匠だった元横綱琴櫻に勧誘されて、佐渡ヶ嶽部屋に入門し、1984年5月場所で初土俵を踏みました。

1990年11月場所で新入幕を果たし、関脇まで昇進しましたが、膝のケガもあり大関には上がれませんでした。

現役中の1996年4月に師匠の長女・鎌谷真千子さんと婿入りの形で結婚しましたが、それにより佐渡ヶ嶽部屋を継承することになったのです。

そして師匠が停年を迎えた2005年11月場所中に、父は現役を引退し、年寄・13代佐渡ヶ嶽を襲名しました。

現役中に獲得した金星は8個、殊勲賞2回、敢闘賞5回でした。

真千子さんと結婚に至った詳しい経緯は下の記事をご覧ください。

 

父は琴ノ若関が入門した日には「これからは親子ではない。師匠と弟子だ」と琴ノ若関に言いました。

そして父は特別扱いしていると思われたくなくて、部屋では他の力士よりも厳しく指導したそうです。

両親であっても「親方」「おかみさん」と呼ばなければならない世界なので厳しいですね。

両親と並んでいるのを見ると、琴ノ若関は母親似のようです。

琴ノ若の祖父は横綱

琴ノ若関の母方の祖父が第53代横綱・琴櫻傑將(ことざくらまさかつ)です。

本名は鎌谷紀雄(のりお)さんで、1940年11月26日、鳥取県倉吉町で警察官の子供として生まれました。

鳥取県立倉吉農業高校の卒業前に佐渡ヶ嶽部屋に入門し、1959年1月場所で初土俵を踏みました。

そして1963年3月場所で新入幕。

大関を32場所務めた後、32歳で横綱に昇進しました。

このように横綱に昇進したのが遅く、体力の衰えもあったため、横綱在位は8場所のみでした。

琴櫻は突き押し・強烈なぶちかましと、のど輪で一気に攻める押し相撲が得意で、ついたあだ名が「猛牛」です。

現役中に殊勲賞4回、敢闘賞2回、金星2個獲得しました。

1974年5月場所で引退した後は、佐渡ヶ嶽部屋を継承し、22人の関取を育てました。

そして2007年に多臓器不全のため、66歳でお亡くなりになっています。

孫に当たる琴ノ若関が生まれた時、祖父は万歳をして喜んだそうです。

祖父は男の子が生まれたら、力士にしたいと思っていたのかもしれませんね。

琴ノ若関は子供の時に祖父から毎日のように相撲の指導を受けたそうです。

祖父は相撲に関しては厳しかったけど、私生活ではおじいちゃんと孫で、稽古が終わると毎日、一緒に銭湯に行っていたそう。

祖父にとってかわいい孫だったのでしょう。

また琴ノ若関は子供の時、祖父から「大関になったら琴櫻を継いでいい」と言われていました。

2024年3月場所で琴ノ若関は大関に昇進しましたが、1場所だけ大関・琴ノ若を務め、翌5月場所から琴桜を襲名することになりました。

プロフィール

琴ノ若

四股名:琴ノ若傑太(ことのわかまさひろ)

本名:鎌谷将且(かまたにまさかつ)

生年月日:1997年11月19日

出身:千葉県松戸市

身長:189cm

体重:172kg

所属部屋:佐渡ヶ嶽部屋

得意技:右四つ、寄り、押し

血液型:AB型

琴ノ若の兄弟、母、父、祖父のまとめ

琴ノ若関に兄弟はおらず、一人っ子です。琴勝峰関とは似ていますが、兄弟ではありません。

現在の琴ノ若関は2代目で、初代が佐渡ヶ嶽部屋の師匠であり、父でもあります。

母は第53代横綱・琴櫻の娘の真千子さんで、部屋のおかみさんになりました。

琴ノ若関は元横綱の孫ということで、琴ノ若関に期待しているファンも多いでしょうね。

琴ノ若関は祖父と同じ横綱まで行けるでしょうか。

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