
白鵬が師匠を務める宮城野部屋に入門した北青鵬関は、身長2メートル超という大きな体で、将来が期待されています。
北青鵬関を育てた実家の父と母はどんな人で、兄弟は何人いるのでしょう。
北青鵬関の国籍と出身校も調べました。
北青鵬の両親
北青鵬関は2001年11月12日、モンゴルウランバートル市で生まれました。
父はエルデンビレグ・エンフテブシンさんで、1982年か1983年生まれです。農業に従事しています。
母はバルハス・アリューナさんで、1982年2月10日生まれです。日本語指導員をしています。
母は19歳で北青鵬関を産んだことになるのですね。
北青鵬関の本名はアリューナ・ダワーニンジなので、母の名前が入っていることがわかります。
モンゴルでは「父の名前」+「本人の名前」となるのが一般的ですが、事情によっては北青鵬関のように母の名前がファーストネームになるようです。
両親と一緒の写真がこちら。
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— バルハス アリューナ (@WyxnVZ7fZHUCv1r) September 30, 2021
北青鵬関は母親似でしょうか。
北青鵬の兄弟
北青鵬関は4人兄弟で、妹が1人、弟が2人います。兄弟で写っている写真がこちら。
— バルハス アリューナ (@WyxnVZ7fZHUCv1r) January 29, 2023
妹の名前はウリンさんで、2010年か2011年生まれです。北青鵬関の10歳くらい下になります。
ウリンさんは相撲が大好きだそうです。
弟2人の名前はわかりませんでした。北青鵬関とはかなり年が離れているようですね。
両親と兄弟は今、北海道の雨竜町(うりゅうちょう)で暮らしています。
父によると雨竜町は「自然豊かで空気が美味しい。特にうりゅう米、暑寒メロンが美味しい」そうです。
国籍
北青鵬関はモンゴルで生まれましたが、母の語学留学に伴って5歳で札幌市に移住しました。
そのため出身は札幌市になっています。
しかし両親は帰化していないようなので、北青鵬関の国籍もモンゴルです。
相撲部屋には外国出身力士枠があり、帰化力士も含めて外国人力士は1部屋1人までとなっています。
ただ、入門前に10年以上日本に住んでいれば「日本人扱い」となるため、北青鵬関は外国出身力士枠の対象にはなりませんでした。
ということは北青鵬関は帰化せず、モンゴル国籍のままでも将来親方になれるのでしょうか。
北海道出身の元横綱北の富士さんは北青鵬関に「君は北海道出身だよ」とよく言い聞かせているそうです。
同郷の力士に期待しているのでしょうね。
出身小学校
北青鵬関は札幌市立北光小学校に入学しました。
札幌巡業を観戦した時に白鵬と出会って相撲をやることを勧められ、1年生の時に札幌相撲スポーツ少年団で相撲を始めました。
北青鵬関は子供の時から体が大きかったので、白鵬の目に留まったのでしょう。
4年生から6年生の時には、わんぱく相撲全国大会と全日本小学生相撲優勝大会に3年連続で出場しています。
小学校卒業時には身長が160数センチあったそうです。
北青鵬関はたくさん牛乳を飲んで早く寝て、体を大きくしました。甘い菓子などは一切食べず、飲み物は牛乳かお茶だったそうです。
小学生ならお菓子はいっぱい食べたい年頃だと思いますが、相撲のことを第一に考えていたのでしょう。
小学校の卒業式で「夢は横綱」と言っています。
#北青鵬 7年前小学校卒業式 pic.twitter.com/rswiied6xu
— バルハス アリューナ (@WyxnVZ7fZHUCv1r) April 9, 2021
この時にもう、両親を旅行に連れて行くことを考えているとは!親孝行な人ですね。
出身中学校
北青鵬関は小学校を卒業後、鳥取市立西中学校に入学しました。
なぜ鳥取の中学に?と思いますが、白鵬に「鳥取にいい指導者がいる」と紹介されたのです。
北青鵬関は強豪・鳥取城北高校との一貫指導を行っていた同中学校の練習を父と一緒に見学し、「ここでやる」と決意。
鳥取へ相撲留学をすることになったのです。
ちなみに同じ宮城野部屋の石浦や落合も同校の卒業生です。
北青鵬関は中学で団体戦レギュラーになれず、3年の6月に「辞めたい」と北海道に帰ったことがありました。
その後、父に連れられ再び札幌巡業へ行くと白鵬がいて「なんでここにいるんだ。今、大会やっている時期だろ。頑張らなきゃだめじゃないか」と一喝され、再び鳥取に戻ったのです。
それからは相撲に打ち込んだようですが、親元を離れている寂しさも大きかったのではないかと思います。
父が言うには
「12歳の子どもを1人で鳥取に送り出した時はきつかった。お母さん、最初の1年ずっと泣いていた。行かせなくてもよかったのかなと。でも後から考えたら、それが大正解だった」
そうです。
両親にとっても辛かったのは同じなんですね。
北青鵬関は中学の終わりぐらいから急激に身長が伸び、卒業時は190センチあったそうです。
15歳で190センチってΣ(゚□゚ノ) すごすぎるんですけど。
中学でも牛乳を飲んだり、たくさん食べて大きくなったようです。
出身高校
北青鵬関は中学校を卒業後、鳥取城北高校に入学しました。
高校時代の王鵬、豊昇龍、北青鵬。
2017年、えひめ国体の表彰式で優勝は納谷(王鵬)、2位は住木、3位はビャンバスレン(豊昇龍)。
4位の鳥取城北の選手が怪我をしたので、代理でダワーニンジ(北青鵬)が土俵に上がったようだ。 pic.twitter.com/rw8DlsVtfZ— 相撲の神 (@kamimasa39) October 9, 2021
ここも石浦と落合の母校で、他にも照ノ富士関や逸ノ城関などが通っていました。
北青鵬関は1年生の時から全国大会に出場し、団体戦では2年と3年で金沢大会連覇、十和田大会連覇、高校総体2年連続準優勝しました。
個人戦でも3年で金沢大会準優勝、高校総体ベスト8などの実績を残しました。
高校では着実に力を付けたんですね。
高校でも10センチ身長が伸び、卒業後に白鵬の内弟子として宮城野部屋に入門した時には200センチあったそうです。
すでに大物といった感じですね。
そして2020年3月場所で初土俵を踏みました。
北青鵬の両親、兄弟、国籍、出身学校のまとめ
北青鵬関はモンゴル生まれの札幌育ちで、6人家族です。
小学校は地元でしたが、卒業後は鳥取市立西中学校と鳥取城北高校へ相撲留学をしました。
子供の時に白鵬に会って相撲を勧められたのが、北青鵬関が角界入りするきっかけになったのです。
今後師匠である白鵬の下で、どれだけ力をつけていくのか楽しみですね。
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