阿炎関は人気力士でヤンキーっぽいとも言われていますね。
自由奔放な力士らしく、これまでいろいろと不祥事を起こしてきました。
一時は引退届を出すまでになり、幕内から幕下にまで転落してしまいましたが、また幕内に復帰しました。
今後また不祥事を起こせば、引退届が受理されるかもしれません。
そんなことはないように願いながら、これまでの阿炎関の不祥事を振り返ってみます。
目次
阿炎の不祥事
若元春の動画で炎上
2019年11月の九州場所前のこと。
阿炎関が当時十両だった若元春関の手足をテープで縛った動画を、自身のインスタグラムに投稿しました。
動画には「仕返し!わら」という文字が入り、複数の笑い声も入っていたのです。
二人は仲がいいのでふざけてやっただけでしょうが、SNSで拡散され炎上騒ぎになりました。
これまで相撲界では何度も暴力行為が起きています。暴力根絶を目指している中でのこの行為は当然、不謹慎とみなされました。
二人は反省文を提出して謝罪し、処分はありませんでしたが、それ以降力士のSNSが禁止されました。
力士のSNSは力士の身近な様子を知ることができるため、見るのを楽しみにしていた人も多いでしょう。私もその一人なんですよね。
阿炎関はやりすぎたようです。SNSの禁止は残念ですね。
研修会で「寝ていた」発言
2020年2月、阿炎関のインスタ炎上騒ぎを受けて、角界で初めてSNS研修会が開かれた時のこと。
研修会終了後に感想を聞かれた阿炎関が「爆睡してた。寝てたし、何も聞いてねーし」と言ったのです。
そもそも自分が原因で研修会が開かれたのに、その態度はまずかったですね。
相撲協会の幹部は激怒したそうです。まあ当然でしょう。当の本人が何やってるんだって感じです。
阿炎関がそのような「寝ていた」発言をしていなかったら、SNSの使用が解禁されていたんじゃないかと思いますよ。
コロナ禍にキャバクラ通い
2020年春ごろから、日本で新型コロナウイルスが広がり始めました。
そのため相撲協会は新型コロナウイルス感染対策のガイドラインを作成し、力士は外出自粛を求められていました。
しかしガイドラインに違反して、阿炎関は7月場所中と場所前の計4回、キャバクラに通っていたのです。
最初阿炎関は回数を少なく報告し、同席していた幕下以下の力士に、出入りした回数について口裏合わせを指示していました。
師匠には「大人になりきれない子供だ」と言われる始末。
その後、阿炎関は引退届を提出しますが協会預かりとなり、出場停止3場所と5カ月50%の報酬減額の処分を受けました。
幕下以下の力士は後に極芯道とわかり、出場停止2場所の処分を受けています。
裸でぶつかり合う大相撲なので、阿炎関がもし新型コロナウイルスに感染し、そのまま場所に出場していれば、他の力士だって感染していた可能性があります。
自分は大丈夫と思っていたのかなと。あまりにも軽率でしたね。
昔はヤンキー?奔放ぶりがすごい
次は不祥事とまではいかない、阿炎関の奔放ぶりが見えた「事件」をご紹介します。
「帰っていいですか」事件
阿炎関はやんちゃに見えますが、昔はヤンキーだったという事実はありません。
阿炎関の出身の越谷市にはヤンキーが多いと言っていた芸能人もいましたが、実際は話を盛っていただけで、今はヤンキーはそんなにいないそうです。
阿炎関の見た目や発言がヤンキーっぽく見えるのでしょう。
2017年9月場所で阿炎関が十両優勝を決めた時のインタビューでのこと。
「どんな思いで土俵に上がりましたか」と聞かれた阿炎関は
「明るい性格なんで相撲を盛り上げたいと思って。フフフ。うそです。がんばりました」
と答えたのです。
優勝したのがうれしくてつい冗談が出たのでしょうか。
2018年5月場所で横綱白鵬に初めて勝って初金星を獲得した時のインタビューで「師匠にどう報告しましょうか」と聞かれると
「普通に。お陰様でと。それよりも昨日誕生日だったお母さんに早く報告したいので、もう帰っていいですか」
と答えました。
今までこんなこと言った力士がいたでしょうか。いえ、いませんね。
うれしい初金星を取った後のインタビューですよ。もう帰っていいかなんて他の力士は絶対言わないでしょう。
でもこれには理由があったのです。
この時阿炎関はすでに泣きそうになっていて、一刻も早く帰りたくてインタビューを自分から切り上げてしまったそうです。
テレビの前では涙を見せたくなかったのですね。
そしてとにかく早く帰って、大声を上げて喜びを表現したかったそうですよ。
阿炎関は4人兄弟の末っ子で、兄弟の中でも一番やさしく、幼稚園の時には母親がテレビドラマを見て泣いているのを見て、もらい泣きするほどだったんです。
その母親に電話で金星を報告すると母親が泣いていたため、阿炎関も大泣きしたそうです。なんとも微笑ましいですね。
ピース事件
阿炎関は新入幕が決まった時の記者会見で「初場所では三賞を全部取ります」と言ってのけました。
三賞は殊勲賞、敢闘賞、技能賞ですが、それまで1場所ですべてを受賞した力士は5人しかいませんでした。
なかなか厳しいと思うのですが、阿炎関は臆することなく言えるんですね。
その初場所では敢闘賞だけを受賞したのですが、その時のインタビューの最後になんとカメラに向かってピースをしたのです。
ピースをした力士を見たのは私は初めてでした( ̄◇ ̄;)
今までいなかったし、これからも出てこないのではないでしょうか。
これまでの力士像がガタガタと音を立てて崩れていくのを感じた瞬間でした(笑)。
阿炎関は現代っ子と言われることがありますが、それに対して
「現代に生きてるんだから、現代っ子に決まってるじゃないですか」
と阿炎関は答えています。
ま、そのとおりなんですけど。
力士はちょんまげなので、古風な感じが似合うと勝手に思ってしまっているのかもしれません。
阿炎関は自由奔放で思ったことをそのまま言う人なので、現代っ子らしさが際立つんですね。
阿炎の不祥事まとめ
阿炎関の不祥事とヤンキーぶりをまとめました。
何かと騒ぎを起こしてきた阿炎関ですが、協会に引退届を握られているので、もう不祥事は起こさないのではないかと思います。
結婚して子供も生まれたことですし、もう落ち着くでしょう。
土俵上でいい相撲を見せてもらいたいものです。
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