湊部屋の師匠である湊親方は現役時代に医師の女性と結婚しました。
お嫁さんは医師として働きながらおかみとなった異例の経歴の持ち主です。
そんなおかみさんと親方との出会いはどのようなものだったのでしょう。子供は何人いるのでしょうか。
湊親方の経歴
現在湊部屋の師匠を務めているのが、「湊富士」という四股名で活躍した湊親方です。
本名は三浦孝行さんで、1968年7月6日に群馬県安中市で生まれました。
中卒で湊部屋に入門し、1984年3月場所で初土俵を踏みました。
1992年1月場所で十両に昇進し、1993年7月場所で新入幕を果たしました。
2002年9月場所で幕下に陥落して現役を引退。
湊富士は右四つ得意で、粘りの相撲が持ち味でしたが、攻めが遅いところがあり昇進できなかったようです。
最高位は東前頭2枚目で、獲得した金星は3個、敢闘賞1回でした。
引退後は年寄・立田川を襲名し、湊部屋の部屋付き親方となりましたが、2010年7月に師匠の22代湊(元小結・豊山)と年寄名跡を交換し、湊部屋を継承しました。
これまで師匠として湊部屋史上初の三役力士である逸ノ城を育てました。
2017年には時津風一門を離脱し、無所属となりましたが、2018年に二所ノ関一門に加入しました。
湊親方は相撲協会の役職は委員で、指導普及部の職務についています。
湊親方の嫁(おかみ)は医師
湊親方は現役時代に、兼谷真(まこと)さんと結婚しました。
お嫁さんは福島県郡山市で生まれ、両親、姉が医師の家庭で育ちました。
お嫁さんは埼玉医科大学大学院に在学中、大学病院に入院していた力士(大至)を見舞いに来た現役時代の湊親方と出会ったのです。
大至は湊親方がやたら見舞いに来るなと思っていたそうです(笑)。病院にいたお嫁さんに親方は一目惚れしたのかもしれませんね。
湊親方と一緒に写っている写真がこちら。
お嫁さんは湊親方の2つほど下のようです。
お嫁さんはおかみとなった後も、埼玉県川口市内の老人ホームを併設したクリニックの院長を務めていました。
平日の火曜日から金曜日まで、医師として朝から夕方まで働きながら、おかみの仕事もこなしていたそうです。
医師という仕事だけでも大変そうなのに、おかみ業も兼ねていたなんてすごいですね。
お嫁さんは相撲のことはよくわからないまま、おかみになったそうで、いろいろ苦労されたのだろうなと想像できます。
院長の職は早くにやめられたみたいですが、現在も現役の医師で、新型コロナの感染対策にも医師としての知識を活かされたようです。
おかみさんは食事や力士の健康管理をつねに考えるしっかり者の女性のようですね。
湊親方と嫁(おかみ)の子供
湊親方とおかみさんの間には女の子と男の子の二人の子供がいます。
自分の子供を育てながら、部屋の弟子たちの親代わりを務めなければならないので、子供が小さい時はおかみさんは大変だっただろうなと思いますね。
おかみさんと湊親方の人柄や指導のおかげか、部屋の力士たちはみんな仲が良く、雰囲気がいいようです。
おかみさんも湊親方も、弟子たちを二人の子供と変わらず大切に扱っているのでしょうね。
湊親方、おかみ、子供のまとめ
湊親方は湊富士という四股名で幕内まで上がりました。
現役中に医師の真さんと結婚し、一男一女をもうけました。
お嫁さんは医師をしながらおかみとして頑張ってきたようです。
湊部屋から今度はどんな力士が育ってくるのか楽しみですね。
▼こちらの記事もどうぞ▼